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D&DEPARTMENT×リペア工房キーチ

D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO 4th Anniversary
先日、4周年のイベントフリーマーケットへ行って来ました!
ロングライフデザインというコンセプトでセレクトされた商品はどれも欲しくなってしまいます!
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D&DEPARTMENT さんとは3年程前、工房見学という事で、
スタッフさんが見学に来て下さった事がありました。
先月2周年を迎えたリペアジャムなので、それより以前のお話になりますが
私たちはリペアジャムを立ち上げる以前、
リペア工房キーチというお直し屋さんで働いていていたんです。

残念ながらその時お世話になりましたD&DEPARTMENT のスタッフさんにはお会いする事出来なかったのですが
懐かしいリペア工房キーチの作業写真をブログで発見しました。

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スタッフの人数に対してこのミシンの台数は改めて凄い!
縫製会社を母体としていたリペア工房キーチ
縫製工場の頃は、10人以上の人がこの場所で働いていた事を考えるとこの台数も納得できちゃうんですけどね。


現在、リペア工房キーチは惜しくも無くなってしまいましたが
その時のお直しに対するコダワリはリペアジャムへと場所が変わっても、コダワリ続けて行きたいと思っています。
今後も、お客さまが想像する以上のクオリティで仕上げられる様に頑張ります☆


tomo
by repairjam | 2011-11-24 22:21 | JAMの出来事

ビームスLEATHER WORKS・BEAMS】極上羊革ムートンジャケット

ビームスLEATHER WORKS・BEAMS】極上羊革ムートンジャケット
LEATHER WORKS EXCLUSIVELY BEAMS 


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札幌ではいよいよ初雪が降り、いよいよ完全防備の季節がやってきました!
それに合わせて、リペアジャムではSchottのライダースのリサイズに続き大物のお直しが続いております。

本日のお直しします素材は、上質な羊革ムートン
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毛足も長く高級感たっぷり
慎重に取り扱いが必要な革素材に羊毛が加わりより難易度UPです。
昔の洋服の特徴でもあるんですが、
完璧な広い肩とジャスト(やや短め)の袖丈・・・・。
肩幅を詰めてしまうと、袖丈が短くなってしまう制限がつきものなんです。
制限がある中で、どうにか着られるようにしたい!!
そんな思いが伝わって頂けるのではないかという一着です。

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袖下に幅が10cm程ある切り替えデザインを解体し切り替えを無くしました。
左右で一周20センチも細くなった事になります。

ただ切り取っただけでは裾部分は細くなり過ぎてしまうので、
解体した切り替えの部分の革から、裾に縫い付ける三角のパーツを取りました。

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15年程前に、高校生の時にお金を貯めて買ったという思い出の品というムートンのジャケット
今着るにはシルエットやデザインが古く
着ることができないけど捨てられなかった洋服が、新たな洋服として生まれ変わったと喜んでいただけました。
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ありがとうございました。

tomo
by repairjam | 2011-11-17 22:21 | サイズ直し

犬用ハーネス×デニム リメイク

デニムリサイクルデニム


世界的に有名な自然雑誌ナショナルジオグラフィック。

宇宙や動物、世界の衝撃写真が観る事の出来て
「どうして?」「なぜ?」と疑問に思っていた事がわかる雑誌です。

そのキッズ版ナショナルジオグラフィック・キッズがジーンズのリサイクルを呼びかけ
2009年リサイクル目的に集められた最大の衣類数でギネス記録を更新。
4ヶ月間でアメリカ中から集められたジーンズは33,088本
未だにこの数字は塗り替えられておりません!!
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この集められたデニムは、安全な断熱財にリサイクルされています!



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この様な大規模なリサイクルは出来なくとも、愛着のあるデニムを大切な愛犬の為にリサイクルさせて頂きました!
犬の胴体に装着する胴輪、ハーネスです。
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愛犬が若い時にヘルニアになり首輪は使えず首、腰に負担が掛からないハーネスしか使えなく
かなりの種類のハーネスを使用して今のハーネスが一番体に負担が掛からない
事が分かりずっと愛用している商品だそうです。
ですが1つだけ難点があり、素材と色がお気に召さないとの事でご依頼頂きました。

まずは、全てのパーツを取り外します。
解くだけでも上の写真と比べ少し日が暮れてますね(笑)
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パーツは再利用し、赤い生地をデニムに差し替えます。

リードをつける部分はかなり力が加わってくる所ですので、頑丈に縫い付けなければならなく
1針1針を慎重に縫い付けてゆきます。

前回ブログで革の大変さを書かせてさせて頂きましたが、
リードを付ける手持ち部分は、革がとても厚くなり衣料用のミシンで縫うことが困難でした。
ここの部分は、リペアジャムを立ち上げる以前よりお世話になっております革のスペシャリストにお願いしました。

完璧にな仕事に感謝致します。


そして本業の傍らにも関わらず
お客様にイメージを伝える為のデザイン画を起こして頂き有難う御座います。
以前子供用メッセンジャー生地の柄デザインを起こした方でもあります。



色んな方々に協力して頂きまして完成したのがこちら♪
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「本日とても素敵なハーネスが届きました!」と嬉しいお言葉と共に
とってもキュートなワンちゃんの写真添付して頂きました。


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さらに、メールの最後の一文には「このハーネスは一生涯私の手元に残る思い出の品となります。」
と書かれておりました。

世界が驚く様な事は出来なくとも
リペアジャムで、お直しさせて頂く生活の中で出会った心温まる出来事でした。

ありがとうございました。


tomo
by repairjam | 2011-11-11 21:23 | リメイク

100年ブランド Schott ショット 後編

今回の依頼品はSchott 646
ステアハイドレザー(生後3~6ヶ月以内に去勢された牡牛の革)
重厚で固めの革。


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身幅 -12cm
袖幅 - 6cm
袖丈 - 6cm



今回は、身幅を-12cm詰める作業も平行して行ないます。
12cm詰めると、袖が縫い合わさっている身頃側の(アームホール)長さが変わります。
それらの長さを調整する必要がある為、
袖口からではなく、肩側より袖丈を詰めます
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そして、袖下にあるアイレットは、蒸れを防いでくれる通気穴。
後袖は、切り替えのデザインになっていたのでそこから袖の長さを調整します。
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身頃側と袖側のアームホールの長さを合わせて、カットしたらいよいよ縫い合わせ!
なんですが・・・ここからも長い道のり

リペアジャムでは、デニムのお直しを主体としています。
パワーがあるミシンですが、基本設定はデニムなので
余りにも厚い革、硬い革は不向き。

ミシンには
下送り 
針送り
上下送り
総合送り
見た目には違いがわからなくてもそれぞれ動きの異なるミシンがあります。
革素材はまぁーーー滑らない!!
全然前へ進まない!!!
既に形ある物をお直ししているので、
それらの重みもプラスされより一層の力を指先込めて革を前へ押しながら縫います。

よって、革製品を作る工場では上と下の送り歯で生地を送りながら針もささりながら動く総合送りミシン
が必需機種。

こちらショットの工場内の写真
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そして革製品は細心の注意が必要とされます。
革は針穴の数が増える程革の強度が落ちてしまうので
サイズを直す前と同じ針穴に糸を戻さなければなりません。
一度針が通ると穴が開いたままになるという革製品は
失敗も許されないんですっっ

一針一針丁寧にミシンで縫ってゆきます。

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修理に要した時間は、まる2日間。
何件かお直し屋さんで断られてリペアジャムに辿り着いたというお客様は
「直す前は借りてきたお父さんのジャケット状態だったけれど、やっとこれで外に着て歩く事が出来るよ」
と喜んで頂けた様で私達もニンマリ。


実際に手に取ると値段以上に「いいもの」を感じる...
Schott (ショット)の様に
徹底的なこだわりと妥協のないお直し、モノ作りが出来たらと思っております。


tomo
by repairjam | 2011-11-08 23:12 | サイズ直し

100年ブランド Schott ショット 前編

ブログの更新が久し振りになってしまいました。
今日はSchottのお話を、革のお直しの事が少しでも伝わる事を願って書きました!
少々長くなりましたので、前編・後編に分けています。
最後までお付き合いくださいませっ

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Schott ショット 1913年 NY 
アーヴィン・ショットとジャック・ショットの兄弟によって始まった。
創立当初はレインコートなどを製造していたschott ショット社

そして時は同じく
BECK べック社 1914年 NY
創立された当時は全米最大のモーターサイクルパーツ関連製品の会社として
君臨していました。

BECK べック社は
パーツからウェアーまで取り扱いを行っていましたが、自主生産と技術的にも限界があり
いわゆる外注としてSchott ショット社に依頼したのが始まり。

1928年 BECK べック社により依頼されて作ったのが
世界で初めてフロントジッパーを採用したライダースジャケット。
ボタン仕様しかなかった当時、画期的なジャケットとして話題になり、その後ライダース史に大きな影響を与えました。


その後もバイク乗りのみならず、ジェームス・ディーンやラモーンズ・シド・ウィシャスといった数々のビックネームがショットを着用していたのはあまりにも有名です。

あまりにも有名なラモーンズショット
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日本では上野商会が代理店契約を結び輸入販売を行っていて、ショット社からライセンスも取得し、
日本人のニーズ・体型に合った細身シルエットのオリジナルライン商品をデザインしています。

膨大な、型の種類とサイズ展開です!

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注意したいのが、アメリカ規格の物は当然、アメリカ人の体系を基準に作られています。
ライダースというくらいですので、前傾姿勢にも対応し、動きやすさを出す為に、
通常の衣類より大きめの胸囲の作りになっている事から
日本規格のサイズ感覚で購入して失敗してしまうことも少なくありません。

後編では、ネット購入したものの
届いた商品が大き過ぎて着る事が出来ない為リサイズのご依頼を頂きました。
その模様を書きたいと思いまーす!



tomo
by repairjam | 2011-11-05 20:41 | サイズ直し