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100年ブランド Schott ショット 後編
今回の依頼品はSchott 646
ステアハイドレザー(生後3~6ヶ月以内に去勢された牡牛の革)
重厚で固めの革。




身幅 -12cm
袖幅 - 6cm
袖丈 - 6cm



今回は、身幅を-12cm詰める作業も平行して行ないます。
12cm詰めると、袖が縫い合わさっている身頃側の(アームホール)長さが変わります。
それらの長さを調整する必要がある為、
袖口からではなく、肩側より袖丈を詰めます


そして、袖下にあるアイレットは、蒸れを防いでくれる通気穴。
後袖は、切り替えのデザインになっていたのでそこから袖の長さを調整します。


身頃側と袖側のアームホールの長さを合わせて、カットしたらいよいよ縫い合わせ!
なんですが・・・ここからも長い道のり

リペアジャムでは、デニムのお直しを主体としています。
パワーがあるミシンですが、基本設定はデニムなので
余りにも厚い革、硬い革は不向き。

ミシンには
下送り 
針送り
上下送り
総合送り
見た目には違いがわからなくてもそれぞれ動きの異なるミシンがあります。
革素材はまぁーーー滑らない!!
全然前へ進まない!!!
既に形ある物をお直ししているので、
それらの重みもプラスされより一層の力を指先込めて革を前へ押しながら縫います。

よって、革製品を作る工場では上と下の送り歯で生地を送りながら針もささりながら動く総合送りミシン
が必需機種。

こちらショットの工場内の写真



そして革製品は細心の注意が必要とされます。
革は針穴の数が増える程革の強度が落ちてしまうので
サイズを直す前と同じ針穴に糸を戻さなければなりません。
一度針が通ると穴が開いたままになるという革製品は
失敗も許されないんですっっ

一針一針丁寧にミシンで縫ってゆきます。



修理に要した時間は、まる2日間。
何件かお直し屋さんで断られてリペアジャムに辿り着いたというお客様は
「直す前は借りてきたお父さんのジャケット状態だったけれど、やっとこれで外に着て歩く事が出来るよ」
と喜んで頂けた様で私達もニンマリ。


実際に手に取ると値段以上に「いいもの」を感じる...
Schott (ショット)の様に
徹底的なこだわりと妥協のないお直し、モノ作りが出来たらと思っております。


tomo


by repairjam | 2011-11-08 23:12 | サイズ直し | Trackback | Comments(0)
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